一枚板・原木家具の祭り屋

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2026.05.25 ブログ 一枚板で円形テーブルは作れる?|無垢材の丸テーブル製作方法と特徴を解説 「丸型の一枚板テーブルはありますか?」 お客様から、ときどきこのようなお問い合わせをいただきます。 無垢材の円形テーブルや、一枚板の丸テーブルをご検討される方は意外と多く、ダイニングテーブルとしても人気があります。 円形の一枚板と聞くと、丸太をそのまま輪切りにした天板をイメージされる方も多いかもしれません。 しかし実際には、丸太のスライス材は割れが発生しやすく、家具用として安定した状態で使用できるものが非常に少ないため、在庫はほとんどありません。 そのため、祭り屋での実際の製作では『長方形の一枚板を加工して円形に仕上げる』方法が一般的です。 今回は、無垢材・一枚板で円形テーブルを製作する代表的な方法を、メリット・デメリットとともにご紹介いたします。 ①一枚の長方形の板から円を切り出す方法 もっとも「一枚板らしさ」を感じられる製作方法です。 長方形の一枚板から、そのまま円形を切り出して製作します。 木目の流れが自然につながるため、迫力のある美しい円形天板になります。 特徴 ・木目が一体でつながる ・一枚板ならではの存在感がある ・自然な杢や耳の表情を活かすこともできる 注意点 ・切り出す前の板幅(奥行)より小さい直径でしか製作できない ・使用しない部分が多く出るため、やや高価になりやすい (ただし、カット後の残り材を利用して、別のアイテムを製作できる場合もあります) 例えば、下記画像のラインで円を切り抜くようなイメージです。 【仕上がり参考画像】 ②一枚板から半円を2枚切り出して接ぐ方法 一枚板から半円を2枚製作し、中央で接ぎ合わせて円形にする方法です。 特徴 ・元の板幅より大きな直径の円形テーブルを製作できる ・一枚で切り出す方法よりコストを抑えやすい ・多少、大型サイズにも対応しやすい 注意点 ・中央に接ぎ目が入る ・木目の流れに多少の違和感が出る場合がある できる限り自然につながる木目を選定しながら製作いたしますが、「完全に一枚に見える」わけではない点は、事前にご理解いただく必要があります。 例えば、下記画像のラインで半円を2枚切り抜くようなイメージです。 【仕上がり参考画像】 ③ハギ板(複数枚接ぎ)で製作する方法 複数の無垢材を接ぎ合わせて円形テーブルを製作する方法です。 特徴 ・サイズを比較的自由に設定できる ・ご希望の寸法に対応しやすい ・コストを抑えやすい 注意点 ・木目は連続しない ・一枚板特有のダイナミックさは控えめ ただし、材種や色味を丁寧に合わせることで、落ち着いた美しい円形テーブルに仕上げることが可能です。 【仕上がり参考画像】 円形の無垢材テーブルをご検討の方へ 円形テーブルは、 ・空間をやわらかく見せたい ・家族で囲みやすい形にしたい ・動線を良くしたい という方にも人気があります。 一枚板で製作する場合は、「どの方法で作るか」によって、 ・見た目 ・サイズ ・木目の美しさ ・ご予算 が大きく変わります。 一枚板や2枚ハギの場合は、一部に皮目を残して仕上げる「変形丸テーブル」も人気があります。 【変形丸テーブル参考画像】 家具の祭り屋では、材種・サイズ・ご予算・木目のお好みをお伺いしながら、最適な製作方法をご提案しております。 円形テーブルは、4人掛け・6人掛けなど、人数によって快適なサイズも変わります。 ご使用人数や空間に合わせたサイズ提案も行っておりますので、お気軽にご相談ください。I ▶お問い合わせはこちら > 続きを見る
2026.05.18 ブログ 一枚板の美しい木目|見入ってしまう杢目と銘木たち 一枚板は、それぞれに異なる木目を持っています。 個人的な好みではありますが、ついつい見入ってしまう木目をご紹介します。 今回は少しクイズ形式風に、画像のあとに材種名をご紹介いたします。 「これは何材だろう?」と考えながら、ぜひご覧ください。 まずはこちら。 画像でも、凹凸があるように見えますでしょうか。 実際にはフラットなのですが、その独特の光沢感によって、波打っているようにも見え、つい触れてみたくなります。 これは「栃材」です。 全体像は下記URLにて。 https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/tst526 栃材には、下の画像のような木目の一枚板もあります。 細かな縮杢(ちぢみもく)がキラキラと輝き、思わず見入ってしまいますね。 https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t047   次はこちら。 「これが木?まるで石みたい」と言われることもあります。 これほどの光沢感と迫力を持つ材は、なかなかありません。 赤味を帯びた色合いも非常に美しいです。 こちらは「アフリカンローズ材」 全体画像は下記URLにて。 https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t615   そして、“見入ってしまう木目”といえばこちら。 見事な玉杢(たまもく)が表れています。 丸く浮かび上がる杢と、迫力ある木目の流れとの組み合わせが本当に素晴らしい一枚です。 深みのある色合いも綺麗です。 こちらは「ケヤキ材玉杢」 全体像は下記URLにて。 https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t708   玉杢といえば、個人的に特に好きな一枚板もご紹介します。 こちらの玉杢も本当に魅力的です。 浮かび上がってくるような玉杢と、独特にうねる木目の流れとのバランスがとても美しく、つい長く眺めてしまいます。 こちらは「たも材玉杢」 全体像は下記URLにて。 https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t043   最後はこちら。 アップ画像ではないのですが……。 かなり面白い一枚だと思います。 どこか語りかけてくるような、陽気で不思議な雰囲気があります。 どのようなテーブルへ仕上がるのか、今から楽しみにしている一枚板です。 こちらは「楠材」 全体像は下記URLにて。 https://www.maturiya.co.jp/fs/kagu/t080   他にもご紹介したい木目はたくさんあります。 というか、どの一枚板にもそれぞれの素敵な木目があります!! 写真では伝わりきらない表情や光沢感もございますので、ぜひ現物をご覧いただけましたら幸いです。I > 続きを見る
2026.05.11 ブログ 同じ樹種なのに違う理由|無垢材の個体差と一枚板の選び方 同じ樹種なのに、どうしてこんなに違うのだろう? 一枚板を見ていると、そんな疑問を持たれる方は少なくありません。 ・同じ種類の材なのに色が違う ・木目の雰囲気がまったく違う ・どれを選べばいいかわからない この記事では、無垢材に個体差が生まれる理由と、後悔しない一枚板の選び方を、実例を交えて解説します。 同じ木でも、まったく違う表情になる理由 <並べてある4枚の一枚板は全てケヤキ材です> 一枚板の天板をご覧になられたお客様から、よくこんなご質問をいただきます。 「同じケヤキ材なのに、どうしてこんなに違うんですか?」 実際に見比べてみると、形はもちろん、色の濃さや木目の表情もまるで別物のように感じられることがあります。 これは決して珍しいことではなく、むしろ無垢材にとっては自然な個性です。 ■実例|同じ樹種でもここまで違う 同じモンキーポッド材でも、ここまで印象が変わります。 ・色が濃く重厚なもの ・明るくやさしい雰囲気のもの ・ダイナミックな木目 ・すっきりと整った木目 この違いこそが、「一枚板は一点もの」と言われる理由です。 モンキーポッド材だけでなく、他の樹種も同様に大きく印象の違う材があります。 <画像の一枚板は全てモンキーポッド材です> ■理由①:無垢材に個体差が出る理由①:育った環境 木は自然の中で育ちます。 ・日当たりの良い場所かどうか ・水分量や土壌の状態 ・周囲の木との競争 こうした環境の違いによって、成長の仕方が変わり、木目や色味に個性が生まれます。 平らな場所で育ったか、斜面で育ったかということだけでも、木目は変わります。 人でいう“育ち”の違いに近いものです。 ■理由②:同じ木でも部位で違う 一本の木の中でも、場所によって性質は大きく異なります。 例えば ・根元:力強く、動きのある木目 ・中央:バランスの良い表情 ・先端:繊細で整った木目 つまり、同じ木から切り出しても別の表情になるのです。 一枚板の魅力は、この“偶然性”にもあります。 ■理由③:木取り(板目・柾目)の違い 丸太をどの方向でカットするかによっても、見た目は大きく変わります。 板目:波打つようなダイナミックな木目 柾目:まっすぐで落ち着いた印象 同じ樹種でも、「どこをどう切るか」でまったく違う雰囲気になります。 ■理由④:乾燥と経年変化 木は伐採されたあとも変化を続けます。 ・乾燥方法による色の違い ・時間の経過による色の深まり ・光や空気による変化 新品の状態と数年後では、同じ板でも印象が変わることもあります。 ■だからこそ“一点もの”になる 無垢材は工業製品のように均一ではありません。 ・同じ樹種でも違う ・同じ木でも違う ・時間とともに変わる こうした要素が重なり、世界に一つだけの表情が生まれます。 ■後悔しない選び方のポイント 個体差があるからこそ、「用途」と「空間」で選ぶのがポイントです。 ・個性を楽しみたい→板目・節あり ・落ち着いた空間にしたい→柾目中心 ・店舗で使う→インパクトのある木目 ▶実際の納品事例・施工写真はこちら 迷った場合は、「好きかどうか」で選ぶのも大切です。 一枚板テーブルは毎日目に入る家具だからこそ、直感的に惹かれるものをおすすめします。 ■まとめ|違いは“欠点”ではなく“価値” 同じ樹種でも違いが出るのは、自然素材である証です。 その違いを理解すると、 「どれでもいい」から「これがいい」へと選び方が変わります。 無垢材選びは、スペックではなく“出会い”。 ぜひ、実際に見比べながらお気に入りの一枚を見つけてみてください。 家具の祭り屋では、同じ樹種でもさまざまな個性の一枚板をご覧いただけます。 用途やお好みに合わせてご提案も可能ですので、お気軽にご相談ください。I ▶一枚板の一覧を見る ▶お問い合わせはこちら > 続きを見る
2026.05.05 なんだか不思議。5月に咲く「おもしろネーミング」な木たち 早いもので、もう5月ですね。夏のような暑さが来たかと思えば、次の日はひんやり。コロコロ変わるお天気に、体調を崩したりしていませんか? 今日は、そんな5月に見ごろを迎える、ちょっと変わった名前の「不思議な木」をいくつかご紹介します。 まずは「なんじゃもんじゃの木」 一度聞いたら忘れられない名前ですよね(笑)。正式な名前は「ヒトツバタゴ」といって、5月に雪のような白い花を咲かせます。「なんじゃ、あの木は?!」とみんなが驚いたことから、この愛称がついたんだとか。実は限られた場所にしか自生していない希少な木で、 県の天然記念物に指定されているところもあるんですよ。 お次は「ハンカチノキ」。 名前の通り、白いハンカチが木にたくさんぶら下がっているみたいに見える不思議な木です。実は、白い花びらのように見える部分は「苞(ほう)」という葉っぱが変化したもの。本当のお花は、真ん中のコロンとした部分なんです。風にゆれる姿は、まるで誰かがハンカチを振っているみたいでとっても可愛いですよ。 最後は「ブラシノキ」 こちらは見たまんまのコップを洗うブラシにそっくりな真っ赤な花を咲かせます。初めて見ると「えっ、植物なの?!」と二度見してしまうくらいのインパクトです。 どれも個性豊かで、面白いですよね。新緑が気持ちいいこの季節。珍しいお花を探しに、カメラ片手にお散歩や小旅行へ出かけてみるのはいかがでしょうか? (T) > 続きを見る
2026.05.04 ブログ プラタナス材の一枚板テーブル ― やさしい表情と上品な木目 街路樹として知られるプラタナス。 しかし、一枚板テーブルの素材としては非常に希少な木材です。 ケヤキ材のような力強い木目とは異なり、細かな網目状のやさしい木目が特徴。 明るい木肌にさまざまな色が混じり合い、やわらかく上品な光沢を感じられます。 個々の材による違いもあり、それも魅力的です。 ナチュラルなインテリアや北欧テイストの空間にもよく合い、自然の風合いを感じさせながら、空間をやわらかく整えてくれる一枚板です。 ■樹木の姿と一枚板の魅力 プラタナスの樹皮は、まだらな斑模様が印象的。 品種や樹齢によって、その表情もさまざまです。 (東京国立博物館にて撮影) 多くの無垢材は、樹木の姿から天板の表情を想像しにくいものですが、 プラタナス材はどこか共通した雰囲気を感じさせます。 自然のままの個性がそのまま活かされた魅力が、一枚板にも現れているようです。 ■プラタナスの意味と由来 「プラタナス」はラテン語で「葉の広い」という意味。 葉は直径20〜25cmほどにもなります。 古代ギリシャでは、哲学者がその木陰で語り合ったとされ、 学びや発想の象徴ともいわれています。 この木でワークデスクを作れば、少しだけ発想が豊かになるかもしれませんね。 在宅ワークがはかどる一枚板デスク|無垢材デスクの実例紹介 ■デスクはもちろん!ダイニングテーブル、カウンターにもおすすめ やさしい色合いと穏やかな木目は、 一枚板ワークデスクやダイニングテーブル、カウンターにも最適。 プラタナス材の一枚板で製作すれば、日常に心地よい変化をもたらしてくれそうです。 一点ものの表情を、ぜひ店頭にてご覧ください。I > 続きを見る